ただ物語り

浮き草という奴が創作に興味がある名残でいろんなことを気にしてみるブログ。

自分の平成ライダー史の話

先日のご挨拶にて、まさか自分が平成ライダーを見るとは思わなかったと書いたので

その経緯を思い出し書き。

 

元々、仮面ライダーと言っても親の思い出に初代の主題歌らしいのが残っていたのを聞いたり、ごく初期の設定を聞いた程度。

悪の組織に改造されながらも正義の心に目覚め云々。

世の中には突拍子もないことを考える人がいるんだね、お父さん!

 

まあそんな感じで名前だけは電王とか聞くから次々新シリーズは出てるのかー。

と、かなりの他人事でありました。

巨大化するコンテンツの宿命だもんね、ポケモンもそうだしセーラームーンもそうだったしプリキュアだってそうだし!とほんとにその程度。

ちなみに子供の頃はセーラームーンの敵でも怖かったので特撮など言わずもがなだった。というか、調べたらゲゲルとかやってた時代とかとも被ってないか。殺人ゲームをしまくる怪人とか、当時の自分が見られるはずがない。

 

その運命を変えたのが、大人になってから特撮にはまったという友人。

いつの間にか○○ジャーにはまった楽しい!とSNSなどで語り始め、ほーへーふーんと聞き流していたら私にまで布教を始めた。

最初はハイハイと聞いていただけながら、とうとう押し負ける時が来た訳で。

それが、無料配信が始まった「仮面ライダーOOO仮面ライダーオーズ)」でした。実際の放映は2011年だったかな。浮き草が見たのは2015年頃です。

DVDレンタルまでは金かかるしめんどいけどサイトでの無料配信ならまあいっか、話のネタにもなるし面白いならそれもよし。

そう思ったのが運命の分岐点。

 

わあ、思ったよりエフェクトが派手。

おお、主人公とか一癖あるメンツが揃ってきた。意外とおもろいやん(※侮蔑の意図はありません、念の為

えっこれどうなるの。アンクちゃん不思議と憎めないな、って言ってる場合じゃない!映司君大丈夫?

何これ演出怖い。悲しい。

最終回…アンク…アンクぅぅぅぅぅぅ!!

 

気がつけば関連商品をポチってました。最終回タジャドルとか卑怯やん…CDも買うしかないやん…

 

 

 

 

仮面ライダーオーズ Full Combo Collection

仮面ライダーオーズ Full Combo Collection

 

 

 

そんな訳で思いがけずぐらつき、続いて配信されたフォーゼも「学園物版仮面ライダーみたいな感じかー」と何だかんだ見終えた時には、ちょうど「仮面ライダーエグゼイド」が始まるタイミングでした。

ゲームに医療にこのデザインか、ロックマンエグゼみたいな感じなのかなあ?なんかデザイン色々言われてるけど特にこだわりないし、ともあれキリがいいから見てみるか!

 

それが決定打だった。

主人公「宝生永夢」のお医者さんの卵な研修医でありながら天才ゲーマーという設定で属性過多!?と突っ込んだり、画面のエフェクトが派手やんなーとか序盤から重い設定が明らかになるなあと眺めてた。この時点で大体6話頃。

7話「Some lieの極意!」の回で神(not檀黎斗)のささやきが聞こえてしまった。

 

この作品は信頼できる。絶対にBlu-rayで買っておけ。

 

7話の構成が浮き草の感性にクリーンヒットをぶちかまし、浮き草はなお一層画面にかじりつくようになったのであった。

中身は敢えて書きますまい。

この文章を書いてるのがもう2019年だが、主人公永夢の隠された秘密はもはや「エグゼイド見てないけど何故~なのかは知ってる」などと言われてたりするので

そんな目に見えた話を見てる間に別のトラップに足をとられて欲しいと思っています。

まあ7話は今書いたから仕方がない。未視聴の方におかれましては他のトラップを楽しみに見て欲しいですね!

 

そういう訳で、浮き草はいつの間にか考え事の時間も財布の中身もエグゼイドにきりきり絞られていった。

まさか自分が公式本を買うとは。円盤を買うとは。手元にライダーの玩具があるとは。映画を見に行くとは。

そんな初めて尽くしのエグゼイドだった。

次の展開はどう来るのか。このキャラクターの運命はどうなってしまうのか。こんな展開になってしまってどう決着をつけるのか。

僅かな情報にかじりついてはそのような考え事が止まらない。

子供向けとか言われようと、大人でもはまる人がいた訳だ。もしかして、こういう感覚にどっぷり浸かって抜けられなくなったのだろうか。

そう思いながら、いつしか自分も子供の頃のわくわくを思い出していた。

当時のお気に入りの漫画の発売日が近づくと、どんな展開になるのかと授業中も身が入らなくて、下校の時間が来るなりロケットスタートで教室を飛び出していた頃を。

そんな訳で本編にかじりつき、夏の映画も見に行って、想定より一か月早い本編終了に余命宣告を受けた気分を味わいつつ、最終回を迎え、本編後もVシネやら小説やら充実した関連作品が出ることになんとか生き返り。

 

その流れで始まった次回作「仮面ライダービルド」もエグゼイドに涙の一時的な別れを告げつつ見始めたが、ここで問題が発生した。

4話ほどで視聴者を掴んでからの!時間帯変更!1時間後へのお引越し!

……世の中、日曜日がお仕事な人にも支えられてるんです。時間がずれ、仕事の勤務時間と被り、リアルタイムでの視聴ができなくなってしまった。

そんな訳で入りました。TTFC、もとい東映特撮ファンクラブ。

円盤再生するまでもなくエグゼイド本編も見られるやん(それでも買うけど)。まあそれはさておき。

そうなると、やっぱり月額960円の元は取りたい。

そして、ファンというのは別の作品の話も色々してくれる。○○を見て!○○とかどう?やっぱ○○はいい…

 

そうなるとビルド以外もちまちま見始める訳です。

リアルタイムではエグゼイド→ビルド→そして現在のジオウと見進めてますが、

気になった作品を追った結果、いつの間にか

(放映順に)キバ、W、オーズ、フォーゼ、鎧武、エグゼイド、ビルドを本編視聴し終え、

ジオウと同時にクウガをTTFCで見ている始末。時空が歪んでいる…

 

そういう訳で、浮き草の人生にはある程度まとまりのある平成ライダー史が記されることになったのでした。

ほんと、人生には何が起こるかなんてわからないものだね…

なんかこれ繋がりで芸能人や役者もちょっとだけわかるようになったし、作中の描写で懐かしみを感じることも多い。

オーズの頃はガラケーがまだまだ健在でアンクちゃんが使うような端末は最新感あったね…今やスマホは珍しくないけど。某少年にはちっさいパソコンに見えるのも無理ないね、2000年ではまだこんな分厚いパソコン使ってたもんね。なんつって。

 

でも、決して悪いことではなかった。

大人になっても胸を熱くするわくわくは人生に訪れるし、かつては会おうともしなかったヒーローからも勇気をもらえた(ここらにはちょっと思い入れあることもあるので別の機会に書いておきたい

こういう高揚感を知っていれば、何だかんだ人生は続けられる。そう思えた。

 

そういう訳で人生をノーコンティニューで続けつつ、今やってるジオウも楽しんで見ていきたい。

次の日曜日も楽しみです。